システム開発の委託 ご依頼の際の注意点

当工房へのシステム開発委託のご依頼にあたり、いくつか留意していただきたい点があります。
システム開発の御見積をご提示する際や受託の際にも、これらの注意点を都度お知らせ致します。

◆ ドキュメントの作成について

当工房では、FileMakerでのシステム開発を行う場合、お客様向けの仕様書や設計書などのドキュメントは、ご要望がない限り作成は致しません。その最大の理由は、費用のご負担を極力抑える為です

FileMakerを選択される最大の利点は、その「手軽さ」です。極端ではありますが、FileMakerでのシステム開発では、ドキュメントを作成する時間でシステムがほぼ完成すると言っても過言ではないように思います。
にもかかわらず、別途ドキュメントを作成するとなると、それに掛る時間も、工数としてカウントさせていただくことになってしまいます。

また、これらの仕様書や設計書などのドキュメントが、クライアント側で日常的に必要かと言えば、そうでないと思います。必要になるのは、当該システムを見直す時期が来た時以外には、あまり考えられません。
加えて、上述しましたが、FileMakerは「手軽」ですので、システムを運用しながらの改善も容易です。となると、システムの納品時に併せてドキュメントを作成したとしても、それが実際に必要になる時には、内容が陳腐化してしまい、有用なドキュメントではなくなってしまいます。

以上の理由から、ドキュメントの作成はご要望のない限り行いませんし、それが必要となった場合に、その時点でのシステムをベースに作成をご依頼される事を、強くお薦めしています。

◆ より良いシステムをご提供する為に…

システム構築の作業期間中には、開発規模によって頻度は異なりますが、作業の区切りごとに打ち合わせの機会を設定していただきます。ですので、打ち合わせの頻度は、他のシステム開発業者より多いかもしれません。
その際には、出来る限りで結構ですので、プロジェクトの責任者だけではなく、実際にシステムをご使用する予定の方にも同席していただけると、実務に沿ったより良いシステムの構築が見込めます。