Tips No.009 【パスワードを生成】

パスワードを生成

公開日:2015/09/15

このご時世、なにかと「暗証番号」やら「パスワード」の設定/更新が必要となる場面が多々あります。犯罪の抑止には重要な事ですが、「暗証番号」や「パスワード」を使用する側は、当然ながら、それを忘れる訳にもいかず、都度、文字を組み合わせるのにも一苦労します。WEB上には、パスワードを自動生成するサービスを提供しているサイトもありますが、個人的には、使用するにはちょっと気が引けてしまいます ( 当該サイトの運営者の方、ゴメンナサイ ) 。

そこで「それならば」と、FileMakerを使ってパスワードを生成してみようと思った訳なのですが、改めて考えてみますと、これには結構な利点があります。

  • 生成したパスワードをそのまま保存できる。
  • FileMakerのセキュリティ管理だけをしっかりとすれば良い。
  • そもそもFileMakerがなければ、ファイルの内容を見る事ができない。

スゴイなワタシ、アタマがサエテイマス( 自画自賛! )。

……では、今回のTipsをご覧ください。

このTipsでは、メインはパスワードを生成するスクリプトですので、スクリプトで必要となる最低限のフィールドしか作成していません。作成しているフィールドは、パスワードの文字数を指定する [Fn_文字数]、パスワードで使用する文字を指定する [Ft_使用文字]、生成したパスワードを保管する [Ft_パスワード] の3つです。

では次に、スクリプト[T_パスワード生成] を開いてください。

このスクリプトでキーとなるのは「Random関数」です。「Random関数」は数字関数で「0 と 1 の範囲内の擬似乱数を返す」という、引数が無い、ちょっと変わった関数です。

スクリプトでは、フィールド[Ft_使用文字] で指定している文字を、「変数の設定」スクリプトステップで変数[$文字] に保管し、「Random関数」で返った値を用いて ( 変数[$乱数] に保管 ) 、変数[$文字] の文字列の中から、変数[$乱数] の位置にあたる1字を取得しています。
この動作を「Loop」を使用して、フィールド[Fn_文字数] で指定した数を繰り返し行い、結果、パスワードを生成しています。

今回のTipsはお役に立ちましたか?
先日久方ぶりにクレジットカードを使ったのですが、その暗証番号が判らず、数度チャレンジするも失敗。結局は署名で済んだのですが、店員さんに「アヤシマレタ」に違いないな…。

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